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副業で選ばれる!案件獲得に効くポートフォリオ作成ガイド

  • 最終更新日
  • 副業ぐらし編集部

副業で「実力はあるのに選ばれない…」と感じていませんか。原因の多くは、実績の見せ方や伝え方にあります。本稿では、読む人の仕事判断をスッと前に進めるポートフォリオの書き方と構成を、テンプレ付きでわかりやすく解説。明日からの案件獲得につながる実践ポイントを整理します。

ポートフォリオ準備のイメージ
第一印象は「情報の整理」で決まります

副業で選ばれるポートフォリオの前提

副業の選考は「短時間で判断」されます。担当者は、求めるスキルに合うか・期日を守れるか・再現性があるかを素早く見極めたいと考えています。つまり、作品の出来栄えだけでなく、情報の整理と読みやすさが評価に直結します。

まずは「誰に・何を・どの順で」伝えるかを決め、ムダを削ぎ落としましょう。伝わる順番が価値です。

  • 一目で「何ができる人か」が分かる冒頭構成にする
  • 成果・役割・プロセスをセットで提示する

目的設定とターゲットの絞り方

目的は「案件獲得」「単価アップ」「ジャンル変更」などで変わります。目的により見せる実績・語彙・粒度が変わるため、想定読者(発注者・現場リーダー・人事)を1人に絞って設計します。

読者の関心は「リスクと成果」。不安を減らし、期待を具体化する要素を先頭に置きましょう。

  • 読者像:役職・課題・評価軸(納期/品質/コミュニケーション)を定義
  • KPI:閲覧後に取ってほしい行動(面談打診、テスト依頼)を明確化

基本構成テンプレ:1枚目で信頼を掴む

迷ったら次の順番に。1枚目(冒頭ビュー)で「提供価値」「主要スキル」「代表実績サムネ×3」を見せ、スクロール後に詳細を配置します。

  • 表紙:肩書/提供価値/対応領域/稼働時間/連絡可能時間
  • 代表実績:目的→施策→成果(要約)をカードで3件
ポートフォリオのワイヤーフレーム例
「一目で分かる」カード設計にする

実績の書き方:成果は数値×背景で語る

実績は「テーマ/役割/期間/環境/目的→課題→施策→結果→学び」で統一。結果は数値(CVR・売上・工数削減・納期短縮)で示し、再現性が伝わるように背景とプロセスを添えます。

  • 数値は「ベース値→施策→変化」のストーリーで書く
  • 守秘配慮:社名や機密は伏せつつ、規模感と成果の桁は残す

プロセス・スキル・ツールの見せ方

「どう作ったか」を段階で示すと、品質と再現性が伝わります。使用スキルはレベルと用途を並記し、ツールは実務での使いどころを明記します。

  • 工程:要件整理→設計→制作→検証→改善の各所要時間と観点
  • スキル表記例:「TypeScript(中級:リファクタリング・型設計)」
作業プロセスのホワイトボードメモ
工程ごとの判断基準を短文で添える

未経験・少実績でも魅せる工夫

実務が少ない段階でも、仮想案件・改善提案・リデザインで力を証明できます。重要なのは「課題設定の質」と「理由の明確さ」。模写だけで終わらせず、現状の問題→方針→比較→効果予測まで書き切りましょう。

  • 仮想案件:ターゲット・KPI・競合比較・ワイヤー・検証案まで作る
  • 改善提案:既存LP/アプリの課題→AB案→測定設計→想定インパクト

職種別のベストプラクティス

同じ「作品」でも、評価軸は職種で異なります。副業の発注者が見たい指標を先頭に置くと刺さりやすくなります。

  • Webライター:検索意図→構成案→見出し案→原稿→成果(流入/滞在/CTR)
  • デザイナー:要件→リサーチ→案出し→理由→ガイドライン→実装可用性
  • エンジニア:要件→アーキ構成→技術選定→実装→テスト→パフォーマンス
  • 動画編集:目的→尺/構成→絵コンテ→編集指針→KPI(再生/視聴維持)

悪い例とセルフチェックリスト

伝わらないポートフォリオは「長い・散らかる・成果が不明」。提出前に次の観点をチェックし、読む人の時間を節約しましょう。

  • 1枚目で提供価値と主要スキルが判別できるか
  • 各実績に「目的→施策→成果→学び」の骨子があるか
  • 画像は軽量・テキストは簡潔・専門用語は必要最小限か
  • 守秘情報を適切に匿名化しつつ規模感は残せているか

提出・更新の運用ルール

副業はスピード勝負。提出形式や更新頻度をルール化しておくと、募集発見から数分で提案できます。案件に合わせた「短縮版(1〜2ページ)」と「詳細版」を用意し、応募要件に沿って差し替えましょう。

  • 更新サイクル:月次で最新案件を差し替え、古い実績はアーカイブ
  • 可読性:ファイル名/見出し/目次を統一し、閲覧時間を短縮

まとめ:読む人の判断を早く・正確にする

  1. 「誰に何を伝えるか」を決め、1枚目で提供価値と代表実績を提示する
  2. 実績は「目的→施策→成果→学び」で統一し、数値と背景で再現性を示す
  3. 職種の評価軸に沿って並べ替え、提出・更新をルール化して速度を上げる