基本知識

会社にバレないように副業をするには?

  • 最終更新日
  • 副業ぐらし編集部

「副業OKか微妙…」「収入は増やしたいけれど職場に知られたくない」。そんな人向けに、バレる主な経路や実際のリスク、税金・勤怠・SNSの実務対応、避けたいNG、今日からできる対策をやさしく整理します。
副業を前向きに始めたい人が、安心して一歩を踏み出せるように。制度やルールを正しく理解しながら、現実的に“バレにくく続ける方法”をまとめました。

自宅のワークスペースで副業の準備をする人のイメージ
Photo by Bench Accounting(Unsplash)

結論と前提:ゼロリスクはない、でも「経路」を塞げば現実的に防げる

会社にバレる決定的なきっかけは、主に税金の通知(住民税の金額差)、勤怠の不自然さ、社内リソースの使用痕、SNSでの特定、利害相反(競業)です。逆にここを丁寧に塞げば、現実的には高い確率でコントロールできます。まずは「どこから漏れるか」を正しく知るところから始めましょう。

会社にバレる主なルート5つ(仕組みを知れば怖くない)

  • 住民税の特別徴収(会社経由)で本業給与に対して金額が合わず疑われる
  • 社会保険・勤怠の整合性が崩れる(深夜のPCログ、VPN、IPログなど)
  • 社内PC/回線で副業作業の痕跡が残る(履歴、クラウド同期)
  • SNS・ポートフォリオから実名や職場と紐づく
  • 利害相反や競業に該当し、取引先・社内から指摘
ログ管理のイメージ
Photo by Firmbee.com(Unsplash)

まずは就業規則と雇用契約:NGラインと申請有無を確認

会社ごとに「原則届出」「許可制」「競業のみNG」「全面禁止」など幅があり、罰則や懲戒の規定も異なります。知らずに踏み抜くのがいちばん危険。PDFや社内ポータルで現行版を確認し、グレーな場合は人事規程の「競業」「守秘義務」「兼業」の章を読み込んでおきましょう。

税金1:住民税は「普通徴収」に—ここで8割がつまずく

副業収入を確定申告すると、翌年度の住民税に反映されます。放置すると会社の特別徴収額が妙に高くなり、不自然さから発覚するパターンが典型。副業分は「普通徴収(自分で納付)」を選択し、本業分と分けるのが基本運用です。

市区町村によって手続の書き方が微妙に違うので、申告書の該当欄(住民税の徴収方法)で「自分で納付」を明確に選ぶ・備考で補足する、の2段構えにしておくと安心です。

税金2:確定申告の基本と副業区分(雑所得/事業所得/配当など)

副業は、継続性や規模によって「雑所得」か「事業所得」かで扱いが変わります。配当や売買益など投資系は別系統。帳簿付け、経費範囲、青色申告の可否など、早めに型を決めると後がラクです。迷う場合は初回だけ税理士に30分相談して仕訳のルールを固めるのが最速。

勤怠・情報管理:社内PC/回線/時間を使わないのが鉄則

  • 社有PCや社内Wi-Fiで副業作業をしない(ログが残る)
  • 機密の持ち出しをしない(資料流用は懲戒・訴訟リスク)
  • 副業用のブラウザプロファイル/メール/クラウドを完全分離
  • 深夜・明け方の稼働記録が勤怠と矛盾しないよう整える

SNS・発信での注意:匿名運用の型と「特定されやすい痕跡」

顔出しや職歴の断片、写真の背景、位置情報、投稿時間帯などは意外と手掛かりになります。実名や会社を想起させる要素は避け、プロフィールには副業の提供価値だけを書くのが安全。発信の実績提示は、顧客名を伏せた「成果の型」で代替しましょう。

契約・お金:報酬の受け取り方、口座分け、領収書の残し方

副業用の銀行口座・クレカを分けるだけで、記帳も証跡もスッと整います。振込名義に実名が出るのが嫌なら、プラットフォーム経由(業務委託)を活用するのも手。インボイスや源泉の扱いは案件形態で異なるため、最初に取り決めを明文化しましょう。

契約・支払い管理のイメージ
Photo by Rawpixel(Unsplash)

バレにくい副業の選び方:実名不要・成果物非公開の系統

実名や顔出しが不要で、納品物が公開されにくい業務(記帳代行、データ整備、テキスト編集、匿名のユーザーテスト、テンプレ作成など)はバレにくい傾向。逆にポートフォリオ公開が前提の制作・発信系は露出の線引きを先に決めておきましょう。

よくあるNGとトラブル事例:実話ベースのチェックリスト

  • 会社のソフト・素材・コードを副業で流用(契約違反)
  • 副業の納期が本業に食い込み、業務品質が低下
  • 競合他社の業務を受け、機密や利害相反で指摘
  • SNSでの自慢投稿から特定される(背景や語り口)
  • 申告漏れで延滞税・加算税(税務は後から効いてくる)

専門家に頼るとラク:税理士/社労士/相談先の使い分け

税金・住民税の運用は税理士、就業規則や兼業規程の解釈は社労士が強い領域。初回だけでもスポット相談すると、誤爆を防げます。自治体/商工会の無料相談も有効です。

まとめ:今日からできる5つのアクション

  1. 就業規則の「兼業/競業/守秘」章を読み、NGラインを把握
  2. 副業用の口座・クレカ・ブラウザプロファイルを分ける
  3. 確定申告の想定を立て、住民税は「普通徴収」にする方針を決める
  4. 社内リソースは使わない—PC/回線/時間/データを分離する
  5. SNSは匿名運用の型に切り替え、特定の痕跡を消す