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ExcelのAI機能「Copilot」の使い方|初心者でもできる自動化ガイド

  • 最終更新日
  • 副業ぐらし編集部

「Excelの整理に時間が消える…」「数式がニガテで手が止まる…」
そんなモヤモヤを、AIがスッとほどいてくれます。Excelの「Copilot」は、要望を文章で伝えるだけで、要約・集計・グラフ化・式づくりまでまとめてサポート。
この記事は、初めてでも怖くない“やさしい順番”で、自動化の第一歩を実例つきでご案内します。

まずは「どこをクリックして、何を伝えればいいか」が見えると安心です。
本記事では、Copilotの開き方→話しかけ方→よく使う自動化の型(要約・表整形・数式・可視化・チェック)を、最短レシピでまとめました。

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Copilotを開く:まずは“話しかける場所”を知る

  1. Excelを開き、右上のCopilotアイコン(またはホーム > Copilot)をクリック。
  2. 画面右にチャットペインが出たら準備OK。
    シート全体への指示はそのまま入力、範囲指定の指示は該当セルを選んでから入力します。
  3. うまく行かない時は、具体的な対象(列名・範囲・見出し)を言い添えるのがコツです。

Step1:表の“要約・洞察”を一瞬で作る

「全体像を把握したい」「ポイントだけ知りたい」ときの定番です。
まずは俯瞰→必要なら深掘り、の順で進めるとムダがありません。

(Excel Copilot に入力)
このシートの要点を3つに要約して、数値の傾向も教えて。

(Excel Copilot に入力/範囲A1:G500を選択してから)
A1:G500の中で、月別の売上合計と平均、前年比の増減を表にして。

出力が長いときは「見出しだけ表示」「箇条書きで短く」などの“調整指示”を重ねると読みやすくなります。

Step2:バラついたデータを“きれいな表”に整える

重複・空白・表記ゆれ(例:東京/東京都)があると集計が歪みます。先に整えるだけで、その後の分析がスムーズに。

(Excel Copilot に入力)
顧客名の重複を統合し、住所の表記ゆれ(都道府県名の省略など)を統一。重複行は最新日付だけ残して。

(Excel Copilot に入力/列C:「商品名」を選択してから)
同じ意味の表記を統一して。例:ノートPC=ノートパソコン=Laptop は「ノートPC」に揃える。

Copilotの提案は“プレビュー”で確認→適用の順。元データを壊さないので安心です。

Step3:数式が苦手でも“作って・直して”もらう

関数名を覚えなくても、やりたいことを日本語でOK。計算ロジックの説明を添えると再利用しやすくなります。

(Excel Copilot に入力)
「売上」(列E)から「原価」(列F)を引いた“粗利”を列Gに計算して。合計と平均、粗利率(%)も出して。

(Excel Copilot に入力)
このVLOOKUPがエラーになる理由を教えて。XLOOKUPでの書き直し例も提示して。

提案された式は、セルにそのまま挿入・置換できます。式が長い場合は「コメントで式の意味も残して」と頼むと親切です。

Step4:ピボット・グラフを“会話で”作る

「どの切り口が良い?」と悩む時間を短縮。最初はざっくり→必要に応じて絞り込みましょう。

(Excel Copilot に入力)
月別×商品カテゴリの売上ピボットを作成し、上位5カテゴリだけの棒グラフを新しいシートに作って。

(Excel Copilot に入力)
直近3か月のトレンドがわかる折れ線グラフに変更。凡例とタイトルもわかりやすく。

Step5:チェック・監査を“ルール化”して漏れを防ぐ

提出前のセルチェックはAIに任せて安心度を上げます。条件付き書式の自動付与も便利。

(Excel Copilot に入力)
入力ルール違反を洗い出して。日付が未来、売上がマイナス、必須列(A,B,E)の欠損を赤色でハイライト。

(Excel Copilot に入力)
この表で“顧客別の異常値”を検知し、該当行にコメントで理由候補を添えて。

Step6:自然言語→“作業テンプレ”に育てる(再現性アップ)

毎回の指示をテンプレ化すると、誰でも同じ品質で回せます。指示の順番・粒度を固定しましょう。

(Excel Copilot に入力)
毎月のレポート作成テンプレを作って。
1) データの重複・表記ゆれを整備
2) 月別×カテゴリのピボット作成
3) 上位5カテゴリの棒グラフ
4) 粗利と粗利率の計算列追加
5) 異常値の検知とコメント付与
以上を順に実行する手順と、各手順のCopilot指示例を見出し付きでまとめて。

Copilotに伝える“上手な日本語”のコツ

  • 対象を明確に:「A列」「表“売上2025”」「A1:G500」など。固有名を使う。
  • ゴールを先に:「比較したい」「上位だけ見たい」「提出用に整えたい」。
  • 出力形式を指定:「箇条書きで」「表で」「新しいシートに」。
  • やり直し指示:「もっと短く」「列を追加」「グラフ種類を変更」。

困ったときの“リカバリープロンプト”3選

(Excel Copilot に入力)
うまく動かない理由を教えて。必要な前提(範囲選択や列名)を箇条書きで。

(Excel Copilot に入力)
さきほどの操作を、手動で再現する手順も併記して。スクリーンショット不要でわかる粒度で。

(Excel Copilot に入力)
先の回答を短く要約し、実行ボタンや設定場所の名前を太字で強調して。

ミニ応用:ChatGPTと“分担”するとさらに速い

Excel外での文章生成や説明作成はChatGPTに任せると時短。
Excel=作業と可視化、ChatGPT=説明文・報告文という分担が相性◎です。

(ChatGPT に入力)
以下の指標(売上合計・粗利・粗利率・前年比)を、非エンジニアの上長向けにやさしく1段落で解説。
専門用語は避け、判断材料を3点に要約して。数値はこの表を参照:
<ここにExcelから貼り付け>

まとめ:Excelの“作業時間”を、判断のための“余白”へ

Copilotは「やりたいこと」を自然な言葉で伝えるだけ。
要約→整形→数式→可視化→チェックの順で進めれば、初めてでも自動化の手応えをすぐに感じられます。
まずは今日、いつものレポートで1つだけ指示してみましょう。
“作業に追われる時間”が少しずつ“考える時間”に変わっていくはずです。

この記事の著者

シバタ@副業ぐらし Xアカウント
副業とAI活用を追求・研究しているフリーランスの副業プレイヤーです。パソコンで出来る副業や投資を始めて10年以上経ちます。実際に役にたつ情報を分かりやすく丁寧に発信していきます。