「パワポの資料を作る時間がない…」そんな悩み、よくありますよね。
実はAIに“正しい順番”で指示を出すだけで、構成からスライド文までを3分ほどで一気に整えられます。
この記事では、AIに頼んでプレゼン資料を素早く形にする手順を、テンプレ付きでやさしく解説します。
まずお伝えしたいのは、「最初に資料の前提をAIにまとめて説明しておくと、その後の生成が一気にラクになる」ということです。
テーマ・目的・想定読者・話す時間・スライド枚数、この5点を最初に言葉にしておくと、AIが出してくる構成のブレが小さくなります。
今回はChatGPTなどの対話型AIを想定して進めますが、CopilotやClaudeでもほぼ同じ手順で使えます。
この先は「1.前提を伝える → 2.構成を出す → 3.スライド文を生成 → 4.パワポに流し込む → 5.仕上げる」という5ステップで説明します。
必要なところだけコピーして使っていただいてOKです。
Step1:AIに“資料の前提”をまとめて渡す
いきなり「プレゼン資料を作って」と言ってしまうと、長すぎるスライドや的外れのトーンになることがあります。
最初に「どんな場面で・誰に・何分で・何を伝えたいか」をセットで教えるのがコツです。これを出しておくと、AIが自動的に“伝える順番”を整えてくれます。
↓ChatGPTにそのまま送れるプロンプトです。
あなたはプレゼン資料を設計するプロの編集者です。
これからPowerPointで使う資料の骨子を作りたいので、以下の情報を理解してください。
【テーマ】AIに頼んで3分でパワポのプレゼン資料を完成させる方法
【ゴール】「AIを使えば短時間で“見せられる資料”になる」と上司やチームに納得してもらうこと
【想定読者】社内の非エンジニア社員(AIは使ったことがあるが、資料生成は未経験)
【話す時間】5分
【スライド枚数】7枚以内
【トーン】やさしく、実務寄りで、すぐ試したくなる説明
上記を理解したら「OK、次にスライド構成を提案します」とだけ返してください。
Step2:スライド全体の構成(アウトライン)をAIに作らせる
前提を渡したら、つづけて「何枚でどう並べるか」を出力してもらいます。
このときスライドの役割を「導入・課題・解決策・手順・まとめ」とざっくり5パートにしておくと、あとで削ったり増やしたりしやすくなります。
↓構成だけをスッと作らせるためのChatGPTプロンプトです。
先ほどの前提に基づいて、PowerPointで作る7枚以内のスライド構成を提案してください。
各スライドにつき、以下を出力してください。
1)スライドタイトル
2)そのスライドで伝える主メッセージ(1行)
3)箇条書きで入れるべきポイント(3~5個)
4)図や画像を入れたほうがいいか(あれば具体案)
※5分以内で話せる分量にしてください。
※初心者でも「自分にもできそう」と感じる流れにしてください。
ここまでで、実質“台割り”ができます。すでにこの時点で、資料づくりの50%は終わっています。
Step3:1枚ずつ“パワポに貼れる文章”を生成させる
次に、スライドごとのテキストを出してもらいます。
このとき「見出し用(20文字以内)」「本文用(箇条書き)」「話すときの補足用」の3レイヤーで生成させると、PowerPointにそのままコピペしやすくなります。
「箇条書きは1行20〜30字で」と指定しておくと読みやすいです。
↓1枚ずつ細かく作るときのChatGPTプロンプトです。
今提示してくれたスライド構成のうち、
「AIに頼むと資料づくりが早くなる理由」を説明するスライドだけ詳しく書いてください。
【出力形式】
・スライドタイトル(20文字以内)
・スライド用箇条書き(4~5行、1行は30字以内、尊大にならない口調)
・話し言葉の説明(1分で話せる長さ、です/ます調)
PowerPointに貼る前提なので、改行や「・」がそのまま使える形でお願いします。
同じ要領で「導入」「手順」「まとめ」も順番に作っていけば、3分前後で全スライド分の文章がそろいます。
Step4:PowerPointに流し込むときの型を使う
テキストがそろったら、いよいよパワポに入れていきます。
このとき「1スライド=1メッセージ」「文字は多くて100字目安」「見出しと本文の色分けをする」という3つを意識するだけで、いきなり読みやすくなります。
下記のような“使い回しレイアウト”を1つ決めておくと、AIの文章を貼るだけで見栄えが整います。
↓パワポに貼るときのおすすめレイアウトイメージです。
- タイトル(大きめ・1行)
- サブキャプション(小さく・1行)
- 箇条書き(3〜5行)
- 右側に図・イラスト・スクリーンショット
AIに画像の内容や図の構成も一緒に出してもらうと、さらに時短できます。
↓図や画像のアイデアまで自動で書かせたいときのChatGPTプロンプトです。
各スライドに入れると分かりやすくなる図やイラストの案も出してください。
・図のタイプ(例:3ステップ矢印、比較表、フロー図)
・図に入れるテキスト
・PowerPointで作るときの配置のコツ
を簡潔に書いてください。
Step5:3分で形にしたあとの“仕上げチェック”をAIにやらせる
急ぎで作った資料は、どうしても「言い回しのムラ」「強弱のズレ」が出やすいです。
ここもAIに「伝わりやすさチェック」「冗長表現の削除」「上司向けトーンへの変換」を頼んでしまいましょう。
最後にまとめて調整してもらうことで、短時間でも“ちゃんと作った資料っぽさ”がぐっと上がります。
↓仕上げ用のChatGPTプロンプトです。
以下は、AIに頼んで3分でパワポを作る手順を説明するスライド原稿です。
・冗長な部分を短くする
・同じ意味の箇条書きがあれば統合する
・5分プレゼンとして自然な流れになるように並び替える
・社内報告資料として違和感のない丁寧語にする
という観点で、修正後の全文を提示してください。
【スライド原稿】
(ここにあなたが作ったスライド文章をすべて貼ってください)
応用編:CopilotやPowerPointのAI機能を併用する場合
Microsoft 365をお使いなら、PowerPoint内のCopilotに「このアウトラインでプレゼンを作って」と渡すだけで、ページ分割や画像候補まで自動生成できます。
本記事で作ったプロンプトはそのままCopilotにも流用できるので、社内の環境に合わせて切り替えてください。
↓Copilot向けに書き換えたバージョンです。
このPowerPointで使うプレゼンを作成してください。
テーマは「AIに頼んで3分でパワポのプレゼン資料を完成させる手順」です。
7枚以内で、以下の順番でスライドを作ってください:
1. 表紙(タイトルとサブタイトル)
2. 課題の共有(資料づくりに時間がかかる背景)
3. 解決策の提示(AIに前提を渡すと一気に組める)
4. 具体的な手順(5ステップで説明)
5. デモ用スライド例
6. 活用のポイント(注意点・社内共有のときの言い方)
7. まとめ
文字は多すぎないようにし、箇条書き中心で作成してください。
まとめ:AIに“最初のひと仕事”をさせて、あなたは仕上げに集中する
資料づくりで一番時間がかかるのは「何を何枚でどう並べるか」を決めるところです。
でも、今回のようにAIに前提を渡してしまえば、骨子をつくるところまでは数分で終わります。あとはPowerPointでフォントや色、画像を整えるだけ。
「ゼロから作る」から「AIが出したたたきを人間が整える」へと発想を変えると、毎回の資料づくりがぐっとラクになります。
今日ご紹介したプロンプトは、テーマを差し替えればどんな社内プレゼンにも使えます。
まずは1回、実際にAIに投げて“3分でここまで出るのか”を体験してみてくださいね。